1 それとも、兄弟たち、あなたがたは知らないのですか私は律法を知っている人たちに話しています律法が人を支配するのは、その人が生きている期間だけです。
2 結婚している女は、夫が生きている間は、律法によって夫に結ばれています。しかし、夫が死んだら、自分を夫に結びつけていた律法から解かれます。
3 したがって、夫が生きている間に他の男のものとなれば、姦淫の女と呼ばれますが、夫が死んだら律法から自由になるので、他の男のものとなっても姦淫の女とはなりません。
4 ですから、私の兄弟たちよ。あなたがたもキリストのからだを通して、律法に対して死んでいるのです。それは、あなたがたがほかの方、すなわち死者の中からよみがえった方のものとなり、こうして私たちが神のために実を結ぶようになるためです。
5 私たちが肉にあったときは、律法によって目覚めた罪の欲情が私たちのからだの中に働いて、死のために実を結びました。
6 しかし今は、私たちは自分を縛っていた律法に死んだので、律法から解かれました。その結果、古い文字にはよらず、新しい御霊によって仕えているのです。

今日のみことばの要約

律法が人を支配するのは、その人が生きている期間だけです。私たちがキリストのからだを通して律法に対して死んだのは、死者の中からよみがえったイエスのものとなり、神のために実を結ぶようになるためです。私たちは、律法の古い文字ではなく、新しい御霊によって仕えるべきです。

みことばから

夫と妻 (7:1~3)
律法は、人が生きている間だけその人を支配します。パウロは夫婦関係を例に挙げてこの真理を説明します。夫婦は法によって互いに縛られて生きていきます。夫は妻に縛られ、妻は夫に縛られています。夫が生きているのに妻が他の男のところに行けば姦淫の女として罪に定められます。しかし、夫が死ねば、状況は変わってきます。その場合は、他の男のところに行っても罪に定められません。夫との法から解放されたからです。死は結婚関係の法を破棄します。これは、律法と律法に対して死んだ私たちをたとえています。結婚した夫婦のように、私たちも律法に縛られています。しかし、今は律法に対して死んだので、律法から自由になりました。

- パウロが夫婦関係の法を例に挙げた理由は何ですか。あなたには、律法の基準に縛られて依然として自由になれないことはありませんか。

律法と私たち (7:4~6)
律法は、天地が消え去るまで、一点一画も消え去ることはありません（マタ 5:18）。妻は、夫が死ねば法から自由になり、他の男のところに行っても罪に定められなくなります。ところが、私たちの夫にたとえられた律法は死ぬことがないため、私たちが死ななければなりません。キリストにあって私たちは律法に対して十字架で死に、律法から自由になりました。「律法に対して死んだ」ということと、「罪に対して死んだ」ということは、同じ意味です。私たちがキリストとともに死ぬことにより、律法ののろいが取り除かれたからです。いまや私たちは律法から自由になり、新しい夫であるキリストのものとなりました。キリストに従う者は、古い律法の文字ではなく、新しい御霊によって神に仕え、神のために実を結びます。

- 私たちが律法から自由になれる道は何ですか。新しい御霊によって、あなたが神に仕えるなら、人生のどんな点が変わるでしょうか。

きょうの祈り

律法に縛られている呪われた人生がいかに悲惨であるかを教えられました。キリストとさらに深く結びつき、日々罪の欲望を捨てることができますように。主とともに死に、主とともに生きる者として、いつも聖霊の導きに従って主だけに仕えさせてください。

*リビングライフの文章のコンテンツ著作権は、ツラノ書院にあります。