32 私たちの神、大いなる神よ。力強く恐るべき方、契約と恵みを守られる方よ。今、アッシリアの王たちの時代から今日まで、私たちと私たちの王たち、高官たち、祭司、預言者、私たちの先祖、また、あなたの民全体に降りかかった困難をみな、どうか小さなことと見なさないでください。
33 私たちに降りかかったすべてのことにおいて、あなたは正しくあられます。あなたは真実を行われましたが、私たちは悪を行ったのです。
34 私たちの王、高官、祭司、先祖たちはあなたの律法を守らず、あなたがお与えになった命令と警告にも、耳を傾けませんでした。
35 彼らは自分たちの王国の中で、あなたが下さったその大きな恵みの中で、また、あなたが彼らの前に置かれた、広くて肥えた土地にいても、あなたに仕えず、また自分たちの悪い行いから立ち返ることもありませんでした。
36 ご覧ください。私たちは今、奴隷です。私たちが実りと良い物を食べられるようにと、あなたが先祖に与えてくださった、この地で。ご覧ください。私たちは奴隷です。
37 私たちの罪のゆえに、この地の豊かな産物は、あなたが私たちの上に立てられた王たちのものとなっています。彼らは私たちのからだを支配し、家畜も彼らの思いのままです。私たちは大きな苦しみの中にいます。」
38 これらすべてのことのゆえに、私たちは文書をもって盟約を結んだ。そして、私たちの高官たち、レビ人たち、祭司たちはそれに印を押した。

今日のみことばの要約

レビ人たちは、契約と恵みを守られる大いなる神に、アッシリアの王たちの時代から今日まで、民全体に降りかかった困難を小さなことと見なさないでくださいと祈り求めます。そして、それは先祖たちが律法を守らず、悪を行ったためだと告白します。これらのゆえに、彼らは文書をもって盟約を結びます。

みことばから

自分たちの罪を告白する (9：32〜35)
神の懲らしめは不当なものではなく、正しいものです。レビ人たちは、イスラエルがアッシリアとバビロンに滅ぼされ、捕囚として連れて行かれたのは、自分たちの罪のせいだと告白します。同時に、自分たちにこれまで降りかかった困難を小さなことと考えず、あわれんでくださいと願い求めます。イスラエルの苦難と滅亡は、罪に対する神の義のさばきです。王政時代に、イスラエルは王たちをはじめすべての指導者から民に至るまで、神の命令に従いませんでした。彼らはカナンで神が下さった幸いを味わい、肥えた地の産物を食べながらも、神に仕えず、偶像に従い、悪行をやめませんでした。神の奴隷となることを拒んで神の警告を無視するなら、結局、異邦の民の奴隷となってしまいます。

- イスラエルの敗北を、神の義と告白した理由は何ですか。神が懲らしめるとき、あなたは不当だと感じますか、それとも当然だと感じますか。

神と盟約を結ぶ (9：36〜38)
神の正しい懲らしめによってすべての状況が逆転しました。今、イスラエル人たちが奴隷として暮らす地は、以前、神が彼らの父祖たちに与えてくださった地です。現在は異邦の王たちがその地の産物を食べ、イスラエル人たちのからだと家畜を思いのままに管理しています。イスラエル人たちは捕囚地からユダの地に帰って来ましたが、故郷の地はペルシアの王に支配され、彼に莫大な租税を納めなければなりませんでした。歴史を振り返りながら、彼らは、今どうするべきか、知恵を得ました。神の民として、神のことばを守るという盟約を再び結びました。契約を更新し、再び神の民として生きていくという決心が、今日の私たちの告白であるべきです。

- ユダ共同体が神の前で再び盟約を結んだ理由は何ですか。過去の自分の弱い姿を振り返って、あなたが新しく決心すべきことは何ですか。

きょうの祈り

私に語りかけられる神様の御声を無視し、罪の奴隷として生きてはいないか振り返ります。神様からの祝福を味わいながらも、この世のものを追い求めて生きることがないように、私の目を覚まさせてください。主だけに仕え、みことばに従って歩む契約の民としてください。

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