1 私の民よ私の教えを耳に入れ私の口のことばに耳を傾けよ。
2 私は口を開いてたとえ話を昔からの謎を語ろう。
3 それは私たちが聞いて知っていること。私たちの先祖が語ってくれたこと。
4 それを私たちは息子たちに隠さず後の時代に語り告げよう。主の誉れを主が行われた力ある奇しいみわざを。
5 主はヤコブのうちにさとしを置きイスラエルのうちにみおしえを定め私たちの先祖に命じてその子らに教えるようにされた。
6 後の世代の者生まれてくる子らがこれを知りさらに彼らがその子らにまた語り告げるため
7 彼らが神に信頼し神のみわざを忘れずその命令を守るために。
8 先祖たちのように強情で逆らう世代心定まらない世代霊が神に忠実でない世代とならないために。

今日のみことばの要約

アサフは、イスラエルの民に自分のことばに耳を傾けるようにと呼びかけます。彼は、先祖が語ってくれた主の誉れと主が行われた力ある奇しいみわざを語ります。神が先祖に、みおしえを子らに教えるよう命じられたのは、後の世代の者が神に信頼し、みわざを忘れず、神に忠実でない世代とならないためです。

みことばから

霊的教訓の継承 (78:1〜4)
篇は、神がイスラエルの歴史の中で行われたみわざを回想し、後代に教訓を与えるために書かれた詩です。詩篇の作者は、先祖たちから学んだ霊的教訓を子孫たちに伝えようとしています。信仰の共同体は、前の世代から伝えられた信仰告白を次の世代にきちんと伝えていかなければなりません。詩篇の作者が子孫たちに伝えようとしたのは、神の誉れと力ある奇しいみわざについてです。霊的教訓の鎖が断たれてはなりません。聖書に記されたイスラエルの歴史は、神の国の歴史であり、今日の私たちの歴史です。悪しき世の中で次世代が信仰によって勝利して歩んでいくために、私たちは彼らに正しい信仰を継承しなければなりません。

- 詩篇の作者は子孫たちに何を伝えようとしましたか。次世代が信仰に堅く立つために、あなたが彼らに伝えるべき神のみわざは何でしょうか。

神の命令 (78:5〜8)
モーセを通してイスラエルに律法を与えられた神は、それを子孫たちに熱心に教えるように命じられました（申 6:6~7）。神のことばは、自然と伝わるのではなく、絶え間ない教育と訓練によって伝えられます。次世代に神の救いのみわざを教える目的は、単なる知識の伝達ではなく、神に望みを置かせ、神が行われたみわざを忘れないようにするところにあります。神が行われたみわざを覚えるとき、神のことばに従うことができます。イスラエルの先祖たちは神が行われたみわざを忘れ、異邦人のように不従順になって懲らしめを受けました。歴史から教訓を得られなければ、先祖たちが犯した罪を繰り返すことになります。歴史的教訓を伝え、模範には従い、不従順は反面教師としなければなりません。

- 詩篇の作者が神の救いのみわざを伝えた目的は何ですか。人生の先輩、信仰の先輩として、次世代のためにどんな望みを抱いて祈っていますか。

きょうの祈り

みことばによって正しく生き、信仰によって人生を満たし、次世代に信仰を継承することができるよう願います。次世代から目を背けず、神様の視線で見つめ、彼らのために心を尽くして祈ることができますように。希望の旗を掲げ、信仰によって後に続く次世代としてください。

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